Vol.4 "BEYOND” @ SAPPORO KIRIN BEER HALL @10/16 後編
(前編から続く)そんなこんなでハイ!会場に着きました!一足早く着替えに帰ったFARR達が食することのできなかった隠れメニューを思い出しつつ、ジンギスカン臭 aka 大気汚染をまき散らしながら楽屋へと向かいました。12:00過ぎの入りでしたが会場はすでに人、人、人、、、。クローク待ちなんてもうエラい長さの列 になっています。あらあらステキなガールズもいるではありませんか!会場の熱気にヤラれてその場でビール!といきたかったですが、出番をもうすぐに控え た楽屋内の程よい緊張感をぶちこわすのも忍びなかったのでお預けです。とはいってもみんないないな〜なんて思ってると、次々にメンバーがやってきて「いや〜スゴいね〜!!」「フロアヤバくない!?」なんて騒いでます。
まあいいけど。この日のタイムテーブルは
22:30〜1:00 FRANCOIS K /
1:00~1:50 K.F. LIVE /
1:50~3:00 JOE CLAUSELL / 3:00~3:30
JOI CADWELL (!!) LIVE /
3:30~4:00 D TRAIN (!!!!!) LIVE /
4:00~7:30 JOE CLAUSELL (たまにFRANCOIS K)
というまあなんとも豪華な布陣です。FRANCOISがオープンからってスゴくないですか!?自分だったらそんなお願いはとてもできません。またそんな 事を言おうもんならFRANCOISもその場で帰宅してしまうでしょう。これもPRECIOUS HALL主催の、しいてはオーナーのサトルさんだから可能になったスケジュールでしょう。そんなこんなで早速フロアに足を運んでみましたが、キャパ 2000人という広〜い会場ももうすでに8割ほどお客さんで埋まってもうみんなガシガシ踊っております。 FRANCOISももう渾身の卓さばきで皆大盛り上がりです!でも確かに今何時であろうが、その時間帯に他のクラブではまったりしていようが、現実にその場所ではそれだけの数のお客さんがいてもう盛り上がりモードであれば真剣にプレイするのはごく当たり前なんですけどね。先日の代官山UNITでのパーティー"MOONBEAMS"でもFARRはオープンから準備ばっちりでDJしていました。しかしその時間はまだお客さんは数えるほどしかいませんでした。そのあたりを考えると、あの時間帯でのあの盛り上がりを目の当たりにしていろいろ考えれる部分もあったと思います。
そうこうしているうちにもうライブスタート15分前になりました。楽屋に戻るとメンバーは皆集結。本田君の先導でいよいよステージに向かいます。細い階段を上り小さなドアを開けるとすぐ目の前が舞台袖になり、そこからフロアを覗き込むと先ほどとはまた違った異様な熱気に包まれていました。FRANCOISも先ほどまでのテンションを少し落としてダウンテンポなクラシックスをかけ始めました。
もうそろそろかなと思っていた矢先に、「これが最後の曲です!」とのスタッフの声。いよいよです!狭いステージの袖でそれぞれメンバー同士の固い握手がかわされて意識の確認をします。こういうのってちょっと思い出すと気恥ずかしかったりするのですが、やっぱ体温がグッとあがるあのカンジが好きです。男塾万歳!そしてみんなはそれぞれまだ暗いステージに上がっていきました。FARRはすでにス テージ上から客を煽っているご様子です。ようやくですね。
ほどなく最後の曲が終わりいよいよライブのスタートです。1曲目はまだ少数プロモしか出回って ない状況ですがすでにK.F. の裏 BEST1とされる例の曲でスタート。 DRUM, BASE, KEY, HORN ときていよいよFARR のギター炸裂!フロアのテンションが一気にタテノリになっていきました。いや〜、でもこの曲のギターリフはホントにかっこいい!FUNKY & ROCKIN'というか、個人的にすごくツボです。自分もデジカメ片手にステージの周りを縦横無尽に走り回り、あちらをパシャリ、こちらをパシャリ。それにしてもお客さんの反応が素晴らしい!まだ聞いたことのない曲に素直に反応し、ダイレクトに楽しむ。もうパーティー道を解ってらっしゃいます。 FARRの方もそのあたりは心得ていて、今回の選曲はいい意味でキャッチーでクラシカルな響きを持つ曲がほとんどだったと思います。そして改めて思ったのは、どんな形態やスタイルをとろうともやはりFARRのライブになっていました。今回のアルバムの中にいわゆる "CALM" テイストの曲はほぼありません。
しかしそれをライブで再生した時に発生するVIBEは今までの "CALM " ファンをも十分に満足させるものでした。今回FARRがギターを弾くと言う目新しさはありますがどんな方法論であっても、感じる高揚感は恵比寿やリキッ ドルームの時と同類のものでした。その理由としてやはりFARRの家族、分身とも言えるSAXの加藤師、BASEの杉本師といった存在、言い換えれば FARR'S ORIGINAL SOUNDの存在が大きいのかなと思います。そんなこんなでライブの最後の曲となりました。自分もコーラス隊を先導しステージの上へ。そこからの風景は熱狂は感じられましたが、恵比寿の時に見た渦というのではなくもっと親近感があるというか、お互いの目線を共有しあうようなカンジがありました。「見せるー聞く」というより「お互いで作る」といったカンジです。輝いてはいるけど人工的ではなくもっと暖かみがある光でした。その雰囲気に瞬時にヤラれた自分は、コーラス隊でありながら自分以外の方々はもうプロなんで後はおまかせして、とひたすら滅多にない状況を目一杯楽しむことにしました。
この曲はもう すでに発売しているせいか、イントロのピアノでの歓声はその日一番のものでした。そこからは目くるめくグルーヴがグルグルグルグルでもう失禁をも辞さないほど。歌い踊り煽り笑い、山あり谷ありまた山ありで、いつの間にその恍惚の時間は終わっていました、、、、、。自分がSHINING OF LIFEというタイトル、および歌詞で目指した世界観がそのまま現実となり目前に広がっていたという事実。そしてそれを確実にこの目で見、肌で感じたという事実。これからの自分の様々な活動においての心の拠り所になってくれそうです。
大歓声の中幕を閉じた賞味50分強の白熱のライブはこのような感じでした。終了後の楽屋ではメンバーそれぞれが充実フレイバー暴発気味で健闘をたたえ合い、ノリ師やBOSS師といった盟友達とのトークも尽きることがありませんでした。その後しばらくしてフロアに戻ると、ブース横にFRANCOISが。なんと彼から写 真をせがまれ、緊張の面持ちではしゃぐFARR。ナイスパーティー!!! もうかなりの文字数になっていると思われます。まだ書き足らない状況ですがライブ後のパーティーレポートは自分のHP内のBLOGで掲載します。お暇な 方はいらしてきださい。

http://blog.livedoor.jp/delic_fujii/

今回これだけの文字数を費やしてまで書き伝えたかったことがどこまで皆さんに実感してもらえるかは解りませんが、少しでもその "LIVE" 感がでていればと思います。
お疲れMYSELF!
04/10/16 Yosh!hiro "Perm" Fujii
 
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