Vol.13 12/25 MOONBEAMS -K.F. RELEASE TOUR SPECIAL LIVE- @UNIT 中編
2:00
MOODMANのDJで温まりすぎた場内につかの間の静寂が。
そして次の瞬間ライブスタートのSEが流れる中メンバーの登場!
今までのライブと違い K.F.がのっけからMCでお客さんを煽りまくり!そんな中始まったライブの1曲目はK.F.が学生時代に演奏していたバンドのオリジナル曲!このプロ ジェクトのコンセプトである「初期衝動」をこういう形で表現するのも心地よい裏切りでした。
それからは "RELEASE YOUR MIND" 、" KEY FLY"、"WALKING THAT WAY"といったダンサブルでアグレッシブなトラックが続き会場も大盛り上がり!
そしてK.F.の「このあたりの曲は知ってるかな〜!?」というMCと共にプレイされたのがなんとFELA KUTIの "UPSIDE DOWN"! 今までとは違ったファンキーなグルーヴにTOSH &TOPPOのプリミティブなコーラスが相成り、血湧き肉踊る瞬間が訪れました。
そしてそのまま" BREAK ON THROUGH 2 ANOTHER SIDE" へ!この展開はもう鳥肌ものでした。
その後はあのイントロのリフをK.F.がギターでつま弾きそのまま心地よく昇天させられた "COME FLY WITH ME" から"SHINING OF LIFE" へ!
もう会場そのものがビッグバン寸前の盛り上がりを見せました。
それにしてもキーボード柴田の「いくぞーー!!」には笑わせていただきました。
そして本編最後にプレイされたのが "UNDUB"。
この曲はアルバムの中でも異彩を放っていますがとても重要な1曲だと言えます。
ラストがこの曲だったという意味が伝わるでしょうか。
曲中に演奏されたの各プレイヤーのソロもその実力&自信をまざまざと見せつけ、このバンドの成熟度を垣間みることができたすばらしい一時でした。
その永遠に続くと思われた深く不明瞭な世界に終止符が終わった瞬間にこのライブの幕は降りました。
我に返ったお客さんからの大歓声とすさまじいアンコールの手拍子に会場が騒然となったしばらく後でメンバー再登場。
ここでK.F.が今まで見せたことのない表情で、今回のライブに関わった全てのスタッフとお客さんへの感謝の気持ちを深々と頭を下げながら述べていきました。
K.F.が深川清隆に戻った瞬間だったのかもしれません。
そしてアンコールへ。
演奏されたのは新曲 "SUNSHOWER"。
ここでスペシャルゲストのPHILIP WOOの登場です。
本編中にステージ袖にいたPHILIPに「どう!?」と訪ねると一言「GREAT!」。
K.F. BIG BANDと会場のヴァイブを吸い込んだ彼のプレイはのっけから神がかってました。
普段は温厚で滅多なことではその表情を崩すことのない彼が見せた鬼気迫 る表情からは、彼が何者なのか、今までどういった道を歩んできたのか、そして彼が何を信じてきたのかが伝わってきました。
そこで僕はまるですべてに何かが取り付いたように会場全体に圧倒的な何かが満ちあふれ、はち切れ、そしてまた再生していく様を目の当たりにすることができました。
こうして怒濤のライブは幕を閉じたのです。
今までいろいろ「書く」という作業でライブのレポートをしましたが、やはり限界がありまくりですね。
なんでいつもより多めに写真をUPします。
少しでも空気感が伝わればいいのですが、、。
2005/01/02 YOSH!HIRO PERM FUJII
 
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