Vol.20 2/26 MOONBEAMS "K.F.
RELEASE TOUR FINAL" @ UNIT |
さてさて皆さんお久しぶりです。
10日間に及んだ九州珍道中のレポは楽しんでいただけたでしょうか。
文章自体はまったく変えていなかったのでもしかしたらお気づきでない方もいらっしゃるかもしれませんが、実はあれ3回もモデルチェンジをしております。
それが証拠にバックナンバー欄には前編、中編、そして後編と鎮座しているのにお気づきでしょう。何も手抜きをしたのではありませんよ。日常の中の非日常
は日々注意と鍛錬をしていないといつのまにやら通
り過ぎてしまうものなのよ、というテーマに基づいたアーティスティックな表現だったのです。と今勝手に
思いつきました。まあとりあえずまだチェキしてない人は急いで見てくださいね!
そんなカンジでふと気づくと、昨年11月26日、あのパラダイスダメージの衝撃のデビュー
@DJ BAR DAIからスタートし延べ三ヶ月、全国14カ所もの都市で行われたK.F.
RELEASE TOURも今回のMOONBEAMSでひとまずファイナルを迎える事になりました。
その土地土地で様々な出会いと別れをくり返しくり返しようやく到達し迎えることができたこの日、という感慨はほとんどないと思われるくらいリラックスして会場にフラリと現れたK.F.でした。自分はもう少しはやく会場入
りし、KENKOU & SHURENのLIVEのリハを鑑賞しつつ、同日同時刻同場所で行われるもうひとつのパーティー
"裏MOONBEAMS ー哀・戦士ー" へと思いを巡らせていました。
この日一緒にプレイをするHONDA師はMUSIC CONCEPTION、そしてTHA
BLUE HERB RECORDINGSという日本が世界に誇るレーベルのA&R、そして実は札幌PRECIOUS
HALLクルーとして確かな信頼を得ているDJでもあります。そんな彼とのDJ合戦はここ最近の自分の心のベストテン1位
に躍り出るほど待ちこがれた出 来事でもありました。
SALOONのサウンドチェックを始めたのが20:30過ぎ。
あたりの椅子をパラパラと配置してああでもないとMIXERをいじっているとK.F.も下に下りてきました。
そこで持って来てもらったパスタで皆腹ごしらえをしつつ、いつのまにやらパーティーは始まっていました。
HONDA師の奏でるおサイケなロックにみなクラクラ。もうすでにビールもまわってほろ酔い状態。まだ誰もいないフロアで踏みしめるステップの軽やかな
コトと言ったらありませんでしたよ。
STREET LIFEでピークタイムを勝手に迎えふと我に変えり時計を見るとまだ22:35!オープンすらまだしていません。 |
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そのノリで上のサウンドチェックの確認
をしにいくと、K.F.ももうノリノリでDJしちゃっています。
そしてME & HONDAもまだ煌々と明るいフロアのド真ん中でトリップしちゃってました。まだオープンしてませんから!サウンドチェックですから!オープン直後にご
来場の方はもしかしたら、まだオープンして間もないはずなのに妙にフロアがあったまってたというような感覚があったかもしれません。それは全てアタクシ
達の仕業です。
そんなこんなでいつのまにやらパーティーがオープン。そしてぼおっと薄暗く光るシャンデリア以外全て漆黒の闇が包むGOTH鹿鳴館
aka SALOONでのパーティーは地味に幕を開けました。まずはアタクシがDJスタート。
先ほどのプレパーティーのおかげで程よい酔いと緊張感。五感が研ぎ
すまされてきています。こういう時はいい選曲ができるものです。大胆かつ繊細に進むミックスワーク。刻々と濃密な時間が積み上げられていくのも手に取る
ように感じ取る事が出来ました。自分のプレイを客観的に評価するのはなかなか難しいものです。それでもその場にいたお客さんのリラックスした雰囲気や
HONDA師のその目の奥にメラメラと燃え盛る真っ赤な炎を確認し、いいプレイができたのかなと感じました。
そんなこんなでHONDA師にスィッチ。そ ういえばすっかりパーティーを楽しんじゃってましたが、今回のパーティーレポという使命も忘れる訳にはいきません。
急いでUNITに駆け上がると KENKOUのライブが始まっていました。この日の彼のライブはとにかく弾けていた!もうぼんやりとしか覚えていませんが、ひらすらダダダダダダダダダ
ダダダダと連打されていた気がします。ザ・アグレッシブ!実兄のK.F.も認める才能の一部分が垣間みる事が出来たライブでした。
そしてその頃 SALOONの様子はどうなっていたかというと、HONDA師がゆったりジワリとサイケな空間を構築している最中でした。
KENKOUライブの旨を伝えると、急いで見に行かなきゃ!と急遽また自分にスイッチ。このあたりからフロアの様子もかなり熱を帯びてきていました。なにやらいいカンジで盛り上がっています。結構な数の人がTRIPしているようです。もうここからはお客さんと一緒に選曲していったようなモンでした。固いのも柔らかめなのもDEEP
もTECKもDUBもDISCOも1985も2005もごった煮してシャッフル!これこそがDJの醍醐味!
時空を超えた小旅行!いや〜おかげで MASSIVEな体験をさせていただきました。サイコーでした。このあたりになるともう今何時かなんてのはまったく気になりません。いつの間にか傍らにいた友人に時間を聞くと「3:30だね。」、、、ん、まてよ、、あ!SHURENのライブって2:30スタートじゃなかったっけ!?急いで行こうとする
自分に追い討ちをかける無情な一言。「もう終わったよ。」、、、、、、、、、、、、。まあいいか!仕方ない!二兎を得るもの一兎も得ずっていうしね!上がSHURENで盛り上がっている時に下はパーマで盛り上がる!よかよか!、、、、それにしても周りの声が気になって仕方ありません。「SHURENヤバかった!!」「サイコーだったね!!」、、、、、、、、、、、、。
これでよかったのかな、、、、。まあそんなカンジで地味に後ろ髪を引かれながら
HONDA師のプレイを楽しむ事に決めました。それにしても、やはり流石でしたね彼のプレイは!もう安心して身も心も預けるコトが出来ました。その適材
適所で最高の曲を最高の鳴りでプレイする。これこそDJ道の到達点です。結局めくるめく感情の揺さぶりに狂喜乱舞し続け、気づいたらSALOONでの
パーティーは終焉。あと5時間はいけたね。ちなみにラストの曲はKEITH
JARRETのKOLN CONCERT!もう自分の心身は見知らぬ
どこかまで飛ばされてしまいました。言うコトなし。ザ最高。こなかった人いなかった人後悔したほうがいい。
そんなカンジでもう夢心地で上に上がると丁度最後の大円団状態でした。UNITもSALOON同様様々なドラマがあったようです。まだ残る熱気が十二分に
それを伝えてくれました。ラストの曲はKENKOUの "THE
LIGHT" 。彼のアルバムでベストトラックと言えるでしょう。三ヶ月にも及んだツアーファイナルの最後の曲が実弟の曲だったというのは、K.F.本人は意識はして
いなかったと思いますがザ最高でしたね。 こうしてひとまず一段落のK.F.
プロジェクト。最後に残るリリースも間近です。新曲のリリックの和訳はもうしばらくしたらアップします。よろしく! |
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2005/03/01 Yoshihiro Perm
Fujii |
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