このパーティーのレジデントDJは言わずと知れたDJ
EMMA さん。もう15年くらいフラフラとTOKYO MIDNIGHT
CRUSINGにいそしんでいる自分にとって、やはりこの名前は偉大です。何かが根付いていそうで実は何にも根付いていないこの東京のパーティーシーンにお
いて、これだけ永きに渡り第一線中の一線でまったくその名を落とすこ
となく活動し続けているというのは、もう奇跡に近いと断言できます。
自分はGOLDにはほぼ行ってなくて、彼のDJをよく聞いていたのは乃木坂にあったDEEPというクラブでした。確か日中はアングラなギャラリーで(そっちにもいってたな、ピエール
モリニエとか) 週末の夜だけパーティーを催していたハコでした。少なくとも自分の記憶では照明はストロボしかなくて、そんなおサイケYING
& YANGな空間で聞いた爆音のハウスミュージックが今の自分の人生観を多少なりとも変えてしまったことは否めません。んで、この日ホントヒサビサに聞いたEMMAさんのプレイは、もう混じりっけなしのあの
TOKYO HOUSE MUSICの宴でした。DEEPとかHARDとかはすっ飛ばしちゃって、ただずっとあの広〜いAGEHAのアリーナをあんな
HOUSE MUSICやこんなHOUSE MUSICがJACKしまくってまし
た。まさにHOUSE MUSICの大博覧会状態!あの頃のハウスってい
ろんな意味でイヤラシくて、それがまあすごく惹き付けられたトコなん
だけど、そのまだ遊びはじめて間もないころのあのワクワクした気持ちをこんもりと思い出してしまいました。いまでも人気があるのも納得。
ああいうDJは他では聞けないだろうな〜。また今度遊びに行ってみたいです。
そんなJACK YOUR BODYな雰囲気のなか始まったライブとなりまし
た。スタートは3:00。ちょっと間延びしちゃったかな〜なんてい
うタイミングでしたが、KF BANDの持つあの唯一無比な「アゲ!」でフロアもそれまでとは違った熱を帯びてきてました。この日のハイライトはな、なんと!だったSTRINGS
OF LIFEのカバー!あのフレーズのホーンでのリフレインはオリジナルやAHBバージョ
ンとはまた違ったHORNYなノリでスゴくオモシロかったです。結局ラストのSHINING
OF LIFE -FLUTEMENTAL-まで賞味40分強のライブでしたが、スタートから一気にたたみかけてそのままバスッと終わり!みたいなカンジでよかった!