2002.11.14
今回の半月、忙しすぎたこともあって、早かったなぁ。みなさんはどうだったでしょ うか?さて今回は少し真面目な話を。先日寿司を食べたんですね(当方大の寿司好き !)そのとき横に座っていた40代ぐらいの夫婦と店の板さんがニュースを見ながら 話をしていました。北朝鮮問題とかイラクの問題とか正に時事ネタについてだったの ですが、そのときにその夫婦の旦那さんの方がちょっと前にテリー伊藤がナビゲートした深夜番組(世界各国の若者が有事について討論するとかいう番組らしい)につい ての感想を言ってました。他の国の人達は愛国心があるが、日本人(そのときはたまたまバカそうな人を集めていたらしい)は有事についての危機感がない、、、なんて感じの話でした。どうせアメリカが守ってくれるから今を楽しく生きればいいよ、という日本人の発言に頭に来た、在日韓国人とかは有事のときは最前線に送られる可能 性があるのにおまえ等はのんきだという発言とか、他の国の人たちは有事になればスグにでも戦う、、、なんていう発言をとても偉いみたいな取り方で話してました。始 めは戦争なんてやだね、って言ってた板さんも最後は上手く話を合わせてました(こ ういった場合接客業は大変だなと思いました)。結局話の焦点がいざとなったら国を 守るのか、戦えるのか、他国の人達は愛国心があって偉い、、、等といったところに集中していました。最近の若者は、っていう発言には納得するところもありました が、そうなったのもあなたたちが悪い部分もあるのではないか?という疑問も湧いて きました。結局のところ愛国心とは何なのでしょうか?自国が戦争などの危機になれ ば先頭に立って国を守ることなのでしょうか?もしそれが愛国心というのであれば、 そんなの糞食らえです。人種が違うとか国が違うとかいっただけで相手を殺す事ができますか?その争いの原因を作った指導者達は安全なところに隠れていて、ただ指令をだすだけで、実際の危険は我々が負わなければならないのです。人としてではなく、ただ将棋の駒のように我々は扱われるだけなのです。今が楽しければと言った人 達、その生き様等には疑問が残りますが、先頭にたって戦って国を守ると発言した人 達よりはまだましかなと思います。問題は国を守るとかどう戦うか、などといったこ とではなく、いかにして戦わずに平和に暮らせるか?ということを考えるべきではな いでしょうか?現実逃避した甘い考えであることは重々承知の上で話をしています。9.11のテロ以降、北朝鮮問題や、イラクの問題など、平和という言葉をぐらつかせる 事件が多く発生しています。特に9.11のテロは多くの民間人が犠牲になり、その報復 でまた多くの民間人や兵士達が犠牲になりました。自分としても9.11のテロの数時間前までロンドン行きの飛行機に乗っていたということもあり、とても複雑な心境にな りました。目には目をのアメリカの考え方、犠牲になった遺族達の思い等実際直面 した人達の心境の全てが理解出来る訳ではありません。ただやられたらやりかえすとい う喧嘩のような考え方で国家という大きな組織を動かしていいものでしょうか?これ は本当に大きな問題です。もし解決出来たらノーベル平和賞どころの問題ではないぐ らい賞賛されるでしょう。自分の中でも結論が出ていません(いい音楽とは、とか音 楽を作るとかいった問題と同じですね)。9.11以降色んなチャリティー盤や番組がありました。自分ではそんな大きなプロジェクトを行う事は出来ませんが、常に平和と は人間とはという事を考えるようになりました。冒頭の日本の若者のように何も考え ていないのには問題がありますので、こういったことは常に頭の中に置いておくべき でしょう。こういった戦争などの問題だけではありません。世の中にはこの地球、生 命といったものを脅かす危険が沢山存在しています。まずは自分の生活や色々な問題をこなしていくことが大切だと思いますが、こういった自分を含めた恒久的な問題についてもたまには考えなくてはいけないなと思っています。ほぼ完成したアルバムで は過去、未来という題材で多くの曲を作りました。人間は争いの歴史でもある、と いったことや、自然を含めた問題、夢や現実など色々な思いを詰め込むことが出来たと思います。アルバム自体は春のリリースとなりますが、まずは1月に発売される先行シングル"Peace"を聴いてもらいたいと思います。直訳では平和ですが、色んな問 題を含めた"Peace"を考えてもらえればと思ってます。ちょっと宣伝くさくなってしまったことを勘弁してください。また今回は長々となってしまったことにもご理解 を。こういったことも考えているというのを理解していただけたらと思います。まぁ 何も考えないよりは何かを常に考えている方がいいですからね。最後にちょっと極端 ではありますが、大好きな「銀河英雄伝説」というアニメの主人公、ヤン・ウェンリーの考え方(彼は望んではいなかったが、彼の活躍により軍のリーダーへと押し上げられてしまう)、いかに戦わずして勝つか、またどうすれば犠牲を最小限に押さえられるか?ということを考える指導者が現れればいいですね。ただ戦争自体は反対で すよ。でも彼のような人達が増えれば戦争自体なくなるのでは?それと北山耕平氏著「自然のレッスン」をみんな読んで欲しいですね。今回は長々とどうもありがとうご ざいました。今回のセレクションは趣向を変えて、ゲスト、マンハッタン3の西田君 にお願いしてみました。
CALM(2002.11.14)
::::: This week Recommend
1:Jazzcats at JZ Brat 11/30
2:Outerzone At La Fabrique 11/23
3:夢舞 At Module 11/22
4:Ocean Dinning Bar Cocomo 0467-60-6560
5:Bar Daisy (Cocomo隣)
6:DJ Mitsu The Beats/Extra Feeding(Royality/Tape)
7:Nue/Urbicide(Opuesto/Tape)
8:Edan/Edan The DJ(CD)
9:Madlib/Blunted In The.(Antidote)
10:V.A/Enjoy Detroit(Third Ear)
 
Naoki Nishida (Manhattan 3)
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