2003.1.31
毎度の更新です。前回書いた通 り、ロンドンへマスタリングの旅に行ってきました。 行く前まではマイナス7度なんて言われていたロンドンもなぜか日本よりも暖かく、 快適に過ごす事が出来ました。まぁ冬なので勿論寒いのですが(ほぼ日本と同じぐら いの気温でした)、室内はセントラルヒーティングがきいていて、乾燥して喉が痛い なんてこともなくとても暖かく過ごす事ができました。そんな気候のときでラッキー でしたね。さて前回書いた通り、日本とは違った考えの素晴らしいマスタリングになりました。曲を聴いた後、すぐさま「この感じだとあまり音を突っ込まない方がいいね。ケミカルブラザーズみたいな音だと音圧を突っ込んでパワフルにすれば迫力が出 るけど、こういった音はクリアーにしていったほうがいいね。」なんていう予想通 りの発言で、勿論それを期待していた自分としては二つ返事でOKしました。何でも音圧 を上げればいいっていう体質ではなく、その音楽にあった調整をしていこうというその姿勢に改めてリスペクトって感じでした。エクスチェンジのサイモンに感謝です。 ただここがまたかわいいというか面白いところで、いざコンピューターを使って曲間 の調整する段階になって急に作業がもたついてしまいました。アナログ機材を使って の音質調整は得意だけど、コンピューターは苦手みたいでした。日本だとこういった 作業はあっという間に終わってしまうのに。これはとても面 白かったですね。その他 の感想として、ロンドンの街はいまだにバブル真最中(バブル期の日本みたい)で、 とても熱い感じでした。新しい建物はどんどん出来るし、クラブはどこも大流行、家 賃は高いし、人は多いし。特にこれといった産業があるはずもないイギリスの今後の 動向に少し不安を抱いたのも確かです。まぁ色々と文化の違いもあると思いますが (閉店時間きっかりに閉まるレコード屋には改めてビックリ。閉まる時間も早いのに ね。)、これからもパワフルに頑張ってもらいたいです。それと新たな才能にも巡り 合ったりしてとても楽しかったです。アートがお金になる環境にも改めてビックリし ました。初のオフィシャルプロモーションビデオの依頼なんかもして出来上がりがと ても楽しみです。自分自身でも金がないのによくやるな〜って思ってしまいました。 マスタリングに行かせてくれたラストラムに改めて感謝です。あとロンドン滞在中に お世話になったドーナツカッツのたつき、ひろき、ニック、またレコードマスターの ブラックベルトこと加藤さん、ペインターの山崎君、陶芸家兼、アーティストのサワ 君、その他大勢の人達どうもありがとうございました。ちょっと長くなりましたが最 後にみなさんに質問です。向こうのアジア系のレストラン(中華、ベトナム等)に行 くと必ずある「シンガポール・フライド・ヌードル」っていうカレー風味の焼きビー フンみたいなメニューを日本でどこか置いてないでしょうか?向こうに行く度に食べ るのですが、それがとてつもなく美味しいんですよね。ホント大好きなんです。一度 バーミヤンで食べたことがあるのですが、それが不味くて不味くて。もし知っている 人がいたらinfo@music-conception.comまで御一報ください。よろしくお願いしま す。それでは今回はこのへんで。
CALM(2003.1.31)
::::: This week Recommend
●Prince / One Nite Alone...Live! / NPG Records
●RASA / The Unknighted Nations / Revirth
●Larry Heard / Where Life Begins / Lifeline
●Plej / The Sky EP Series No.5 / Exceptional
●Digitonal / 23 Things Fall Apart / Toytronic Records
●Pharoah Sanders / Moon Child / Timeless Records
●Music Conception presents Bound for Everywhere / Music Conception
●幸村誠 / プラネテス第3巻 / 講談社
●オノ・ヨーコ / グレープフルーツ・ジュース / 講談社
●Sony 電子辞書 DD-IC500S
 
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