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2005.2.9

DJツアー追い込み中でご無沙汰してます。
さて現時点であと名古屋、水戸、そして東京UNITを残すところとなりました。
昨年の11月27日盛岡のDJ BAR DAIを皮切りに全国15箇所。こんなに廻ったのは初めてです。
さすがにツアー後半になると疲れも溜まるし、自分のDJスタイルについても考えさせられることが多々ありました。

学生時代から仲間内でDJやパーティーをやっていて、好きな曲を楽しくプレイしてましたね。当時横浜のクラブでパーティーをやっていたんですが、当時のお客さんに音楽関係の仕事についている人達がいて、偶然出会ったりと、今となっては恥ずかしい感じですが、とても楽しかった！そして偶然にも制作の方が進み、リリースも出来て、その上ライブ活動なんかも出来る環境になってきました。DJの依頼も来るようになって自分なりに試行錯誤、自分の好きな曲をプレイしてきました。

ただ他の凄いDJ達のプレイを聞くにつれ、自分の未熟さ、その状態でプレイを披露しなければならない状況に苛立ちさえ感じていました。今でも一部の海外DJ達、日本で言えばノリさん、Moodman、EYEさん、井上さん、エンマさん、光君、クロック＆バク君、タキミさん、ヒロさん、シローさん、札幌プレシャスホールの重鎮DJの方々、その他大勢のプレイを聞くと自分の未熟さに腹が立つし、こんなことでいいのかと考えさせられる毎日です。

地方に行って一緒にDJをしたその場所のDJの人達でさえ自分よりも素晴らしいことがあります。その典型が盛岡のシローさんです。彼の音楽に対する誠実さと豊富な知識、そして流れの作り方、ミックス、どれを取っても世界の有名なDJ達と肩を並べるぐらいだと思います。今回のツアーが始まってから常に自分のDJとは？という難題に常に向き合いながらプレイしてきました。ときには上手く行くときもあれば、ときにはお客さんに助けられながら、ときには失敗しながら自分と戦ってきました。

多くのお客さんが来てくれるときもあるし、少ないながらもとても濃～い人達に囲まれてやったり、大きなイベントに出たり、自分のパーティーでDJしたり、野外でやったり小さな場所でやったり。とにかくとても多くの経験をしてきました。

最近はこちらの希望で朝までDJをやらせてもらっているのですが、朝方まで残ってくれている好きもの達には大いに励まされました。人数はそれこそ少ないのですが、彼等に自分が今最も気に入っている朝方のプレイを楽しんでもらえたことはとても嬉しかったです。先週の新潟プラハでのプレイで少しわかったような気がするのですが、DJにも色々なスタイルがあっていいのだと。そう、スタイルに縛られることなく自分というものをさらけ出していけばいいのだと。ただ自分をさらけ出すからこそ、それを受け止めてくれる人もいれば理解してもらえない場合もあると。

ミックスなんかの技術的な部分に関してはまだまだ鍛錬しなければならいのですが、そんなことに重点を置き過ぎず、自分がその場で伝えたい音楽への"愛"というものを朝までプレイし続ければいいのではないかな。勿論これだけではないけどね。
DJもとにかく奥が深い。制作やライブ同様日々考え鍛錬していかなければ。朝プレイを止めた後に聴こえるアンコールをもっともっと心地よく感じたいものです。自分のスタイルを完璧に発見出来たわけではないですが、光りが少し見えてきたような気がします。お口に合う人、合わない人、皆それぞれだと思うので、しょうがない部分多々ありますが、朝まで楽しんでくれる人達を少しでも増やしていければなと思います。ということで今回は最近の朝プレイ必須曲をリストアップしておきます。参考までに。

CALM(2005.2.9)