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Text by CALM |
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Sexophone |
唯一無二の存在にして、強烈な存在感を残すその音作り。
リアルタイムでニューウェーヴを通過した彼独自のダンスミュージッ
ク、そして美しいロービート、そのどちらも今まで聞いたことがないほ
どのインパクトを残す。
ロービットの機材から発せられるざらついた音色も彼の個性の一つ。
百人が70点を付けるこの世の中において、10人が1000点を付けるであろう逸材。 |
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Slow Didi |
我がレーベルの中で、また世の中を見回しても、彼ほどのブラックネスを楽曲に込めるアーティストがいるだろうか。
プログラミングではどうしても機械の冷たさが出てしまうことが多いが、
彼が発信する機械のソウルミュージックは、この世の中に、またボタン一つで簡単に作れてしまう今の音楽シーンに喝を入れるであろう。
死の淵から這い上がってきた彼だからこそ、心の奥底を覗かせることが
できる。
そう、自分の全てをはずかしげもなく見せる、それこそソウルミュージックなのだ。 |
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Kenkou |
MineやKFバンドでのパーカション、ドラムワークはご存知だろ
う。CALMの実弟であるのもご存知だろう。
物心ついたときから兄が聴く音楽を一緒に聴き、早くから音楽への向き
合い方、自分の好きな音楽というものを発見していた。
ドラムを始めたのも必然、プログラミングで音楽を制作し始めたのも必然。
良い楽曲を作るのも必然。
CALMとは違うベクトルで自分の音を模索する。 |
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Flicker Tone |
繊細にして大胆、計算された緻密さの中にある偶然のアドリブ。
素晴らしいテクニックを持ちながらも、テクニック主導にならず、良い音楽というものを感覚的にとらえることができる。
そんな彼だからこそあんな素晴らしいアルバムを作ることができたのだと思う。
Tone Flowという別ユニットでも活動し、精力的に音楽を作り続けてい
る。 |
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Baku Tsunoda |
正確にプログラミングされた、まさに現代の申し子。
切なさの中にも大胆さが見え隠れする、彼のデビューシングルは今聴い
ても素晴らしい。
現在はRainstick OrchestraというユニットであのNinja Tuneよりアルバムリリースしている。 |
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Rah |
ご存知Pepe Californiaのミッチョによるソロプロジェクト。
ロックよりのペペにくらべ、もう少しリラックスした、イビザチルテイ
ストのユニットに近いかもしれない。
ただいまだこの2曲のリリースのみなので、これからどう変わっていく
のか楽しみでもある。 本体ペペの活動の合間をぬっての制作なので、皆さん長〜い目で見てやってください。
このほんわかなテイストはありそうでない。 |
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Yuichiro Kato |
CALMサウンドやライブでなくてはならない存在。
彼がブロウするサックスからは、一つとして無駄な音が出ていない。
ミストーンでさえも必然であったかのように記憶に残る。 また「Song
for Ryo」を始めとするオリジナルも彼の個性の一つ。 数々のセッションに引っ張りだこなのもうなずける。
疾走し、駆け抜ける彼のブロウの中にある、切なさや美しさ、そして優
しいトーンを忘れられないからこそ、 彼がこの音楽シーンに存在する理由/意味があるのだと思う。 |
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No Milk |
アフロヘアーのファンク野郎。Slow Didiと比較されながらも、
全く別方向のベクトルを表すブラックネス。 彼の形容詞とも言える、デトロイトブギーな楽曲と、本家本元のPro
Toolsを使いこなす技術。 P-Funk以降、脈々と流れるユーモアセンスと腰にくるグルーブを受け継ぐ、日本でただ一人のナチュラルボーンキラー。
ライブやDJとしても活躍中。 |
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mi-ne |
音楽というものが、リズム、ハーモニー、メロディという3大要素で出来上がっているとするならば、
人間が一番始めに音楽というものを自分達で演奏し始めたのは、その中
のリズムに違いない。 原始的なリズムから現代の複雑なリズムまで、それら全てを叩き出すことが可能であるmi-neというバンド。
アフリカ的なリズムを土台としながらも、世界中のグルーヴを散りばめ
た彼らは既にフォロワーさえ生んでいる。 躍動感ある彼らのライブは特に必見だろう。 |
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CALM |
数々の作品をリリースするMusic Conceptionのオーナーにして、
Bound for EverywhereなどでのDJとしての顔を持つ。
無類の音オタクで、最近は既製品に飽き足らず、自分の求めるサウンド
の為にはオーダーメイドの機材をも手にするほどの音気違い。
詳しい話や変わりゆく音への情熱、最近のお気に入りや喜怒哀楽などはレコメンドコーナーを覗いてみてください。
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